【腰部脊柱管狭窄症 手術したくない人の改善例】推拿で、改善が難しい慢性症状が改善する人、改善しない人1/2

query_builder 2025/12/02
患者様の声

改善が難しい慢性症状が改善する人、改善しない人1/2



中野区の推拿整体院すいな健康院推拿療法天と地と人の信長正義です。

先のブログ記事でとある整形外科で『腰部脊柱管狭窄症』と診断され

手術を勧められたが、身体にメスを入れることが受け入れられず断り

数m~数十mほどしか続けて歩けない間欠跛行を余儀なくされながら

台所や掃除などの立ち仕事にも日々苦しまれていた

M.Yさんの体験手記をご紹介しました。


今回は、推拿(手技療法、整体マッサージ)

一般的には、「なかなか治ることは難しい」とか

薬物療法で痛みの緩和や筋肉の弛緩などで対処するしかないとされていたり

「手術が必要」と診断される症状が

改善できるのか?

あるいは改善しないのか?

このことについてお話します。

________________________________________________________


【1】推拿で改善する人


M(○井○子)さんが推拿で改善されたのは何故でしょうか?


整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断され

歩くことにも、家事にさえも苦しみ続けながらも

手術だけは受け入れられなくて

何とか楽になる方法を探し求められた末に

当院の推拿療法にたどりつかれました。


手記にも書かれていたように

一発で!とか

即改善!とかされたわけではなく

定期的に通わなくて良くなるまでには2年近くかかりました。


もちろん、初めての施術後に

私からの手応えも、Mさんが得た感覚も

その先に「希望がある!」と感じたからこそ

お互いに時間や労力を使い続けることができました。

ただその後は、

一歩進んで二歩下がるとか

一進一退するとか

停滞し続けるような忍耐の時期がありました。


そこで、Mさんの場合を思い起こしながら

脊柱管狭窄症のような

一般的には改善することが難しいとされている慢性症状が

どのように改善されていくのかを解き明かし紹介したいと思います。


□ 改善が難しい慢性症状が改善する7つのファクター □

① 患者に施術者への信頼があり、患者への責任を施術者が強く感じている

② 患者に何としても改善したいという気持ちが強い

③ 症状改善できる推拿の適応範囲である確信が施術者にある

④ 軟部組織の物理的な変化を起こせる手技技術と経験を施術者が持っている

⑤ 症状改善に必要な要因が身体の物理的要因だけではない事を知っている

⑥ 心理的要因を改善することが症状改善に必要な事を受け入れられる

⑦ 施術者が患者のゴールを自立と位置づけて相互依存関係をつくらない



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 



 施術者への信頼があり、患者にへの責任を強く感じている

 

Mさんは、ある方のご紹介でいらっしゃいました。

ある方とは、10年近く前からの患者さんで声楽家の片岡ひろみさんです。

Mさんは片岡先生の歌会に参加されていて、無口でおとなしいMさんが

会場の一番隅で、いつも浮かない顔をしているのが気になっていました。

2021年(令和3年)のある日、会話のきっかけの中で   

Mさんが脊柱管狭窄症の症状で苦しんでいることを知り

即座に私の連絡先を伝えて強く連絡をとるように勧めたそうです。

片岡先生と私は、異業種交流会(BNM)に参加していたのが縁で、

腰痛でお困りの時期に共通の知人からのご紹介で知り合いました。

初施術後に想定以上の改善を感じられ、それ以来の患者さんで

歌の生徒さんを中心に何人も患者さんをご紹介くださる関係でした。

というわけでご紹介者の影響力が、私への信頼感としてMさんに伝わり

Mさんからの信頼感が基盤となっていたのは改善の一つの要因でした。      


患者に何としても改善したいという気持ちが強い


Mさんが初めて中野のすいな健康院にお見えになった時のことは

今ではいろんな人にもお話しできるほどの笑い話になりました。

Mさんの手記にもあるように、令和3年5月31日は月曜日で

月一の患者さんが10時からの予約だったので

Mさんは11時30分にお約束をしていたのですが11時前にいらっしゃり

しばらくソファーでお待ちいただくことになったのですが

お入りになった時から「鬼がわら」のようなお顔をされていたので

不愉快にさせ「怒らせてしまったかな?」と心配したほどでした。

当時は「鬼がわら」のような表情がデフォルトだったのですが

これには脊柱管狭窄症の症状からくる痛みなどの不快感をいつも感じ

先行きの見えない現状に相当な不安感の中で過ごされていたのでした。

しかし、そんな中でも

「痛みのあるままでは死にたくない!」

「手術は絶対したくない!」

強い意志をお持ちで、その信念が当院に通い続ける選択だけをした結果が

手術を勧められた脊柱管狭窄症の症状を改善し克服した要因だと思います。


 症状改善できる推拿の適応範囲である確信が施術者にある

この当時、実は、

私には腰部脊柱管狭窄症症状の明らかな改善体験はありませんでした。

ただ、私の師匠である孫維良先生のもとで

狭窄症の改善経験のある患者さんの成功実績が健康雑誌に掲載された際の

原稿作成に関わらせていただいた経験がありました。

具体的には

「わかさ出版」【中国式狭窄症体操・腰眼ゆらし】 の発刊の際には

孫先生の指示のもと

担当の栗田さんの原稿作成に協力させていただきました。   

また、宝島社 刊行の

【脊柱管狭窄症の痛みは指1本で消す! 自力でできる奇跡の「腰ツボ押し」】

では、企画当初から原稿完成に向けて

担当の編集者さんと孫先生の橋渡し役を果たさせていただきました。

このような経験と推拿の手技で症状改善ができる実例を見ていたため

脊柱管狭窄症の症状が患者さんの自力でも軽減する可能性があることや

推拿手技で症状改善できる自信の元がありました。

それに加えて、

Mさんの今までの経緯をお聴きし、お身体の状態を手で確認していくにつれ

「脊柱管の狭窄状態を変化させることはできなくても

狭窄状態からの坐骨神経痛などの症状が改善、少なくとも軽減できる!」

という実感が高まっていくことにつながり

Mさんへの「施術への熱」と「励ましの言葉」が

確信となって伝わっていったのだと思います。


軟部組織の物理的な変化を起こせる技術と経験を持っている


推拿というか中医学、東洋医学には「同病異治異病同治」

という言葉があるのをご存知でしょうか?

これは「同じ病気でも違う治療法(薬)を用いる」場合もあるし

「違う病気でも同じ治療法(薬)を用いる」場合もあるよ

ということを表しています。

何故この話を持ち出したかというと

「病名が違っても、同じ施術法で改善できる」

ということが長年の施術者にはわかることがあるからです。

腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状は「間欠跛行」「坐骨神経痛」の症状です。

「間欠跛行」は、短い距離ならある程度普通に歩けるのだが   

ある一定の距離を超えると歩行困難の症状がでて歩き続けられなくなり

腰をかけるなどして休むと症状がおさまりまた一定距離は歩けるようになる

という脊柱管狭窄症独特の症状です。

「坐骨神経痛」は一般的な腰痛症状の中でも知られている名称ですが

主に腰椎の4~5番からの神経の通り道に不具合が生じたのが原因で

腰からお尻、太腿の裏側から膝の下の方に痛みや痺れなどの症状がでます。

この坐骨神経痛症状は、脊柱管狭窄症になっていなくても

慢性腰痛の一つとして軟部組織の拘縮などが元で起こるものが多いと

推拿施術の軽々から感じています。

つまり、間欠跛行は別としても

腰部脊柱管狭窄症が原因とされる坐骨神経痛症状は、

同じような腰痛症状を数多く改善してきた経験から

「坐骨神経周囲の軟部組織(主に筋肉など)の状態を善くすることができて

それを維持する状態をつくることができれば症状を軽減できる」

という希望と自信が生まれてきたのです。

その自信がMさんへ継続施術を促す言動につながっていたのだと思います。


症状改善に必要なのは物理的要因だけではない事を知っている


Mさんには当初、施術所へ入ってこられると

「鬼がわらみたいな顔になっていますよ」

と声がけをして二人で笑うというのが定番になっていたと思います。

辛い症状をお持ちで仕方のないことで

「だからここまで来てるんでしょ!つべこべ言わずに早く治してよ!」

と言われていまえばそれまでなのですが

だからといって

実はお身体の状態だけを一生懸命に施術して

その時にあわよくば症状が改善されたとしても

その状態を日常の生活で維持する方が時間が長いわけで

実際、日々の生活の中で維持していくのが大きなテーマなのです。

それは、筋肉や骨、関節の状態を物理的に維持することが

大切なのはもちろんなのですが

神経の通りや血流そして自律神経の状態をより善く維持することも

大いに必要であると考えます。

それには、精神状態、思考状態をより善く保つことも

非常に大切だと思っています。

人間は「不安」を感じる方が生存本能として必要な習性だそうです。

だから痛みなどの症状を、長い間抱えた生活を送れば送るほど

過去の辛い思い出と、未来永劫続くかもしれない痛みの恐怖や不安が

当たり前に頭に浮かび、心を暗くする時間を長くするのは当然です。

この日常の精神状態と思考状態をより良い方向へコントロールする

それを差し置いて物理的な施術のみで改善の維持を望むのは

本当のところナンセンスだと考えています。

しかし、

実際80%以上の患者さんにこのことが伝わるのは困難です。


心理的要因を改善することが必要なことを受け入れられる


Mさんは、そもそもかなりのマイナス思考の信者とも言える持ち主でした。

自己概念が低く発する言葉もマイナスのことばかりだったと記憶してます。

過去の自分の体験もマイナスに捉えたお話をされるし、

ご自身の能力的なことには全く自信を持たない発言しかしません。

ただ、私にはMさんの心の奥底に自己愛を感じていましたし

本当は「信じたい!」とか「希望を持ちたい!」という叫びが

シャイな表面の被り物の下から聴こえてくるのを感じていました。

そして、私とMさんにとって幸運だったのは

私の方から面白おかしく、強く厳しく、

くる日もくる日も何度でも同じことでも全く違うことでも

施術のたびにお伝えする言葉をこちらから発してそれを受けとる

その関係が維持できたことでした。

Mさんには通っていただきやすい費用と日程を提案して

週に二回、必ずお時間と通っていただく労力を続けていただけました。

私からは、その行動と信頼、信用を失くしたくないという熱意が維持でき

それが現実の結果となって現れ、良い状態が維持されるようになりました。

そして、Mさん自身から「施術からの卒業」を言われる頃には

症状の改善や言動だけでなく外見のご様子も見違えるほど変わられました。

今では、いつお会いしても「鬼瓦の仮面」は被っておられません。



患者のゴールを自立と位置づけて相互依存関係をつくらない


最後に、

これは手前味噌にならぬように気をつけて書き進めなければなりませんが

Mさんを「施術からの卒業」に導けたのは

もちろんMさんの絶え間ない努力の成果でもあるし

推拿の技術や先人たちのお知恵の賜物でもあるのですが

私の患者さんに対する姿勢のお陰でもあると言わせていただきたいのです。

師弟関係では「守破離」の概念は重要で尊いものだと感じます。

私も推拿の師匠 孫維良先生への感謝は離れてから深くなりましたし

離れさせていただいたことへの感謝は、今になって気づいている次第です。

これは、母子や父子の親子関係とも同じだと思います。

自立させるのが親の役目でしょう。

ただ、師匠と離れる時も苦しさがありましたし

弟子を手放す苦しさもおそらく同じようにあるのだと思います。

Mさんの自立を願っていたのは確かなのですが

実際にMさんから「施術からの卒業」を言われた際には

少なからずも、実はかなりショックでしたし

後々、そのショックはじわじわとかなり効きつづけました。

もしかしたら、

弟子や、こどもや、患者さんやクライアントを

自立できない状態にして手元に置き続けることもできるかもしれません。

しかし、もちろんその選択肢は選びません。

自慢話に聴こえたらすみません、そのつもりはありませんが

せっかくですからこの場でだけ打ち明けさせておいてください。

                                         すいな健康院推拿療法天と地と人信長正義 


※引き続き《【2】推拿で改善しない人》もご覧ください。

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