推拿講座の選び方|師匠・臨床・継承——本物の推拿を学ぶための三つの基準【東京・中野】

query_builder 2026/08/03
推拿(すいな)とは
「推拿の按法施術|すいな健康院 推拿の信長」 「推拿基本手技講座の様子|東京・中野」

近年、「推拿」という言葉を

インターネット上で見かける機会が
少し増えてきました。


それ自体は、

推拿の認知が少しずつ広がっているという意味で、

喜ばしいことだと思っています。


しかし同時に、こんな疑問も感じています。

「推拿とは、何を修得すれば名乗れるものなのか?」




推拿は「習う」=「技術」だけでは始まらない


どのような分野においても、

「学ぶ」「習う」こと
「実践」できることの間には
大きな隔たりがある
と思います。


推拿においても、

その隔たりは非常に大きく深いと感じています。


理由は三つあります。


一つ目は、推拿の技術体系の複雑さです。


推拿は単一の手技ではありません。
按法・揉法・捏拿法・こん法など、
多数の基本手技があり、
それぞれに適切な使い方、組み合わせ方、
そして身体への浸透の仕方があります。

これらを
教えるのも学ぶのも
ある程度は簡単です。

技術とは
「客観的に“仕組み”や“やり方”として、
 言語やマニュアルで人に伝えられるもの」

と定義でき、
「誰にでも習得可能なものであるべき」
だからです。

ただ、
「技術」「技能」と言えるほど
修得するには相当な時間を要します。


「習った」ことと「臨床で使える」
ことは別の話だからです。


二つ目は、
触診の感覚が育つまでに時間がかかることです。


推拿の師匠・孫維良先生

の師匠である
故・胡秀章先生はかつて若い修行者たちにこう言いました。


「お前らの手の下には何もない」
手の感覚がまだ育っていない段階では、
身体に触れていても、
本当の意味で身体の状態(中身)を感じてはいない


——そういう意味の言葉です。


押すこと、揉むこと、
触ることと、
感じとることは
実は全く違います。

その違いを

「教える」とことはできないし
「わかった」ことを
他人が理解することもできません。


この感覚が育つまでには、
臨床を重ねる以外に方法はありません。

「わかった」ことが理解できるのは
患者さんの反応と自分の感覚だけ

だと思います。


三つ目は、師匠の存在です。


推拿は本来、
師匠から弟子へと伝承される「道」です。

書籍や動画から学べる部分はありますが、
指先の感覚・力の抜き方・気の使い方
——これらは対面での指導なしには伝わらないものです。


孫維良先生の施術を見学していた頃、
先生が患者さんの膝下を
ただ握ったまま静止していたことがありました。

私はその時「何をしているのだろう」と思っていました。
しかし患者さんは「効く……」という表情をしていた。
その意味が理解できるようになったのは、何年も経ってからのことです。


本物の伝承とは、そういうものだと思っています。




臨床なき指導の限界


推拿を教える立場に立つためには、
伝える内容を自分自身が臨床で使い続けている
ことが前提だと考えています。


なぜなら、
推拿の技術は生きた身体との
対話の中でしか磨かれないからです。


毎日異なる身体に触れ、異なる状態に対応し、
異なる反応に触れ続ける、
そして手指の感覚を常に更新し続ける。

その積み重ねがあってはじめて、

「伝える」という行為に実質が生まれます。


臨床を離れた指導は、
たとえ知識や技術があったとしても
どこかで限界があると感じています。


              すいな健康院 信長正義



当院の講座について


私が推拿の指導を始めたのは2012年のことです。


師匠・孫維良先生
(元・天津中医学院第一附属病院推拿医師、現・東京中医学研究所所長)
のもとで1999年から修行を重ね、2006年に独立開院。
現在も施術と指導を並行して続けています。


当院の推拿基本手技講座は、
施術と指導を同時進行で行っている臨床家が教える講座です。

個別指導・全18回制で、受講生一人ひとりの習熟度に合わせて進めます。
基本手技講座修了後も、個々の段階と必要性に合わせ、
現場での実践の向上と、施術家としての独立を支援しつづけます。


推拿を学ぶ方に、ぜひ一つお願いがあります。

講座を選ぶ際には、指導者自身が現在も臨床を続けているかどうか、
そして誰から・どのように推拿を学んだかを確認してください。

それが、本物の推拿を学ぶための最初の判断基準だと思っています。




【推拿基本手技講座のご案内】


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すいな健康院 からだの調律整体 推拿の信長
東京都中野区|信長正義


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