【中医学養生】「優しく思いやりある人」が「強い心」になる方法|東京都中野区 推拿整体院 すいな健康院
①優しい人が傷つきやすいことを中医学で説明してみた
②弱さからくる優しさは実社会で役立たず
③五臓の氣を養い「強い心」になる養生法
④どうでもいい人に好かれなくても平気!
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①優しい人が傷つきやすいことを中医学で説明してみた
優しくて思いやりのある人は貴重だと思います。
世の中はこの人たちの「氣」を潤滑油にして
ギリギリ平衡を保っているように
私は感じています。
完全に私見ですが。
ギリギリと言うのは
優しくて思いやりのある人たちが
かなり疲弊しながら
目に見えない役割を担い続けている
というように思えるからです。
中医学からみても
優しくて思いやりのある人は
傷つきやすく悲しみの感情を持ちやすいと言えます。
どういうことかと五行図を元に簡単に言うと
他の人のため
外部に向かってエネルギー
『心(火)の氣』を多く使うので
『脾(土)の氣』を生じ難く思い悩みの感情が出やすく
『肺(金)の氣』を生じ難く悲しみが出やすいのです。
そうなると
『腎(水)の氣』を生じ難く恐れや不安を感じやすくなり
『肝(木)の氣』を生じ難く氣が下がり鬱々となって
『心(火)の氣』を生じ難く全体の氣が下がり
負のスパイラルに陥るという具合です。
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②弱さからくる優しさは実社会で役立たず
余談ですが
『アトピー』になる人には
このようなタイプの方が多いように思います。
支配と依存関係に巻き込まれやすいのです。
「優しい=弱い」
ではいけないと思います。
優しくて思いやりのある人が
強い心で
社会でもっと活躍できるようになることを望んでいます。
これは
僭越ながら多少
私自身のことを含めています。
私も体質的に
元々心の氣を多く発するタイプのようです。
子供の頃から
「優しくて思いやりがある」
というのを地でやっていました。
しかし
自分でも思うのですが
「優しさ」が「弱さ」から来ているのは
実に虚しいことです。
「優しい」から
「何もできない」「何も言えない」
では本当に情けないことだと思います。
「自分は優しい」と自覚していた時は
実はすごく傷つきやすかったのも事実です。
「中医学」や「氣」について学んでくると
真理に少しは目が覚めたようで
「心が傷つく」ということを
概念として理解できるようになりました。
それによって
心のエネルギーの使い方、休め方も
わかるようになってきたと思います。
「優しさと思いやりを持って現代社会で活動する」
には「強さ」も必要です。
それには
まず自身の身体が健康でなければなりません。
そして
心に青空を感じる状態であることが望まれます。
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③五臓の氣を養い「強い心」になる養生法
では
元来「優しくて思いやりのある人」が
その心を持ったまま
強くなれる方法はあるのでしょうか?
具体的にお勧めしたいのが
まず『腎の氣』を増やすことです。
これには 「氣」の鍛錬
気功とか太極拳とか瞑想とかが良いです。
これには指導者が必要ですが
自分で即出来ることと言えば
前回のブログでご紹介したように
ということを信じて
頭の中で考えることを
プラスの領域に注目させる習慣をつくることです。
「腎の氣」を養うために
不必要に「恐れや不安」の感情に
スポットを当てない思考習慣をつくるのです。
言語だとイメージの良い言葉
気持ちの良い言葉
「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」「大好き」
「スッキリ!」 「愛してる」
「素晴らしい」「素敵!」
「有り難い!」「有難う!」
とか
自分がいい状態になる言葉を思い浮かべたり
実際に言うことです。
バカバカしいと思わず
やらないよりやったほうが
脳の中身が変わります。
画像、映像、ビジュアルでいうと
「青い空」「青い海」「広い草原」
「高くそびえる山」「自由に飛び回る鳥」
「美味しそうな食べ物」
「どこまでも広がる地平線」
「可愛い子犬」「昼寝する猫」
など
自分がそこにいると気持ちいいとか
癒される気持ちになれるものとか。
つまり
いつでもどこでも
自分を気持ちの良い状態にコントロールするのです。
これは
心理学的にも脳科学的にも説明できます。
ふいにいつもの癖で
マイナスの言語やイメージが浮かんでも
すぐにこの新しい習慣に切り替える。
マイナスがあることを悔んだり
気にしたりしない
マイナスはあっても良い
それに注目しないことです。
マイナスを受け止めて
受け入れることは有効ですが
マイナスをマイナスとして注目するのは
何とも無意味でしかないのです。
思考の仕方は「癖」です。
自分を強くする新しい「癖」を習慣にして
歯磨きと同じくらい当たり前の回路を作るのです。
この思考習慣をやっていないと「気持ち悪い」
歯磨きをしないのと同じくらいの当たり前にです。
こうして
一日の中で
不安や恐れに支配されがちな
思考の癖、思考習慣の回路を
意識して変えることが
「腎の氣」を養い
不安や恐れを感じにくい強い心を養います。
この養生思考回路を日々行い
『睡眠を充分にとる』
これも「腎」の氣を養うことになり
「恐れや不安」を感じにくい心を養います。
あとは 『呼吸を深くする』
これは「肺」の氣の養生のため。
大切なのは腹式呼吸なのですが
肺に氣を入れたら
横隔膜が下に下がり肺が大きくなり
腎臓にまで届くように深く吸うと
下腹が膨らむ状態になります。
胸で吸う胸式ではなく
肺を縦に下方に膨らませるように
腎臓に届くほどに気を摂り込む
腹式呼吸を体得して欲しいと思います。
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④どうでもいい人に好かれなくても平気!
優しく傷つきやすい人が
心を強くするために
もう一つ大切な概念があります。
それは「陰陽」思想です。
『優しくて思いやりのある人』は
「この世は美しく綺麗なものばかり」
くらいに勘違いしてはいないでしょうか?
「本来、人は皆
心が美しく優しく思いやりがあるもの
だから私も優しく思いやりをもって
他の人に接しなければならない」
あり得ない妄想だと思います。
「陰陽説」は
「どちらが悪くてどちらが善い」
と言っているのではありませんが
『どちらも存在している』
と言っているのです
これが真理です。
この中には
「善い人」ばかりはいない
「悪い人」も大勢いる
だからと言って善い悪いの問題ではありません。
自分の中にも
善い面もあるけど
悪い面もある
と認めた方が良いと思います。
「優しく思いやりがある」
という側面も確かにあるけど
場合によっては
「冷たく身勝手」な面があると
認めた方が無理がないのではないでしょうか?
事実、現実、真実、真理
これを受け止め
理解することも「強くなる」一つの要素だと思います。
宇宙の心理は
陰と陽が存在し引き合い
互いに影響し合い
一方が満ち極まると
もう一方が満ち始めまた極まると
一方が満ち始めるというように循環し
円運動を繰り返します。
陰ばかりが永遠続くこともないし
陽ばかりが満ち続けることもない。
本当に心の強い人は
他人の存在も認めていますし
自分の弱いところも知っているでしょう。
自分は他人に依存しなくても生きていけるとわかってるし
他人を支配しなくても自ら満たされてると知っています。
どうでもいい誰かに好かれる必要もないし
どうでもいい誰かに嫌われても恐くありません。
偽りがなく
どこからどう突かれても
不安で思い悩むこともなく
恐くも、悲しくも、ウツウツすることもなく
不当な扱いに対しては
正当に怒りを発散させて心スッキリ笑顔でいられる
そんな状態は無敵です。
これを
現実の生活の中で実践して
体得していく。
道は長いが
やることは一日一日の小さな積み重ねでし。
必ず現象として効果を感じられる時が来ます。
そして
私自身も
日々このような鍛錬を日常生活の中で行い
本当の強さからの優しさ思いやりで
この社会をより良くしていこうと思います。
東京都中野区 推拿整体院 すいな健康院 天と地と人
日本伝統手技継承研究所 信長正義
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