📝【OT×推拿導入ブログシリーズ 第5回】 『OTが推拿を臨床に取り入れるときの実践ポイント──「全部やらなくていい」という考え方』

query_builder 2025/12/13
推拿は作業療法士(OT)さんにお薦めです

📝【OT×推拿導入ブログシリーズ 第5回】


『OTが推拿を臨床に取り入れるときの実践ポイント

──「全部やらなくていい」という考え方』



🌱 はじめに


ここまでの連載で、

•なぜOT推拿が必要なのか

•触診や身体観がどう変わるのか

•組織やキャリアにどんな価値があるのか

•生涯にわたって使える技術とは何か


についてお伝えしてきました。


すると多くのOTさんが、

心の中でこう思われるはずです。


「推拿、すごく良さそうだけど…

臨床にそのまま全部入れるのは難しそう」


結論から言います。


OTが推拿を使うとき、

全部やる必要はありません。


むしろ、

“部分的に・安全に・文脈に合わせて使う”

ことこそが、OT×推拿の最適解です。



🧭 1. OTが推拿を使う「3つの立ち位置」


OT推拿を学ぶとき、

自分の立ち位置をどこに置くかで、

使い方は大きく変わります。



🟦① 評価・アセスメントとして使う


これは、すべてのOTにおすすめできる使い方です。


推拿を「施術」ではなく「評価の手段」として使う

•触ったときの温度差

•筋の沈み方

•表層と深層のズレ

•通りやすい所・止まる所

•左右差・上下差


これらは、

OTが行っている

動作分析・姿勢評価・生活評価と完全に一致します。


推拿の触診を取り入れると、

•評価が早くなる

•仮説が立てやすくなる

•介入の方向性が明確になる


という変化が起きます。


👉 「推拿=評価力を高める道具」

この理解だけでも、

OTの臨床は一段深くなります。



🟩② ウォーミングアップとして使う


次におすすめなのが、

リハ前の“身体を整える時間”として使う方法です。


いきなり訓練しない

•緊張が強い

•呼吸が浅い

•身体が硬く、入りづらい


こうした状態で訓練をしても、

OT自身も患者さんも疲弊しがちです。


推拿の中でも、

•按法

•揉法

•(軽い)こん法

•揺法


など、刺激が穏やかで安全な手技

2〜5分使うだけで、

•身体が入りやすくなる

•呼吸が深くなる

•表情が変わる

•課題への集中が上がる


という変化が起こります。


👉 「推拿=準備体操」

という使い方は、現場で非常に実践しやすいです。



🟨③ “困ったときの引き出し”として使う


OTの臨床には、必ずこういう場面があります。

•評価はできているのに変化が出ない

•毎回同じところで止まる

•訓練を嫌がる

•理屈は合っているのに結果が出ない


こういうときに、

推拿の視点は非常に強力です。


推拿は「原因をずらして見る」技術

•肩が痛い → 腕・背部・肩甲骨周囲を触る

•立てない → 下肢ではなく体幹の通りを見る

•疲れやすい → 筋力ではなく気血の巡りを見る


これはOTが得意とする

“代償・連動・生活背景を見る力”

と完全に重なります。


👉 推拿は、

「行き詰まりを突破するための思考ツール」

として非常に相性が良いのです。



🧠 2. OTが守るべき大切なポイント


OT推拿を使う際に、

必ず意識してほしいことがあります。



無理に“治そう”としない


OTは治療職であると同時に、

**“生活を支援する専門職”**です。


推拿を使うときも、

•痛みを消す

•すぐ変えようとする


のではなく、

•身体の状態を整える

•動きやすい土台を作る

•本来の力を引き出す


という姿勢がとても大切です。



力を入れすぎない


推拿は、

強い刺激ほど良いわけではありません。


むしろOTには、

•軽く

•安全に

•状態を観ながら


使えるという、大きな強みがあります。



🌱 3. 推拿は「OTの臨床を奪わない」


ここが、とても大事な点です。


推拿を学ぶと、

OTらしさが薄れるのでは?」

と心配される方もいます。


しかし実際は逆です。

•作業療法の視点

•生活行為への介入

•心理・環境・意味づけ


これらがあるからこそ、

OTが使う推拿は“OTにしかできない形”になります。


👉 推拿は、

OTの臨床を置き換えるものではなく、

**OTの臨床を“支える下支え”**です。



🌈 おわりに


OT推拿を臨床に取り入れるとき、

大切なのは「完璧にやること」ではありません。

•少し触ってみる

•見方を変えてみる

•評価の材料にする

•困ったときに使う


その一歩一歩が、

OTの臨床を確実に深くしていきます。


推拿は、

**OTが本来持っている感性・観察力・人間理解を

もう一度“手の中に戻してくれる学び”**です。




この記事は当院での確認・編集のもと、

AIアシスタント(ChatGPT)を補助的に活用して作成しています。

内容は信長正義の判断により監修・加筆されています。





📍 次回予告


第6回では、

「OTが推拿を学び始めるときに、最初に大切なこと」

──不安・誤解・つまずきポイントを整理しながら、

安心して一歩踏み出すための話をお届けします。


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