【道を極める】何故メンター(師匠)が必要なのか?〜現実の存在が成功に導く|東京都中野区 推拿整体 すいな健康院
①何故メンター(師匠)が必要なのか?
②テキスト・音声・画像動画より現実の存在
③「読んだことある」「聞いたことある」「知ってました」の無意味さ
④本気でやるなら現実の世界へ
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①何故メンター(師匠)が必要なのか?
推拿の勉強を始めたのが1999年
弟子入りしたのが翌年2000年
師匠の元を離れたのが2004年
すいな健康院として独立開業したのが2006年
事業所が立ち退きになり一時廃業し
師匠の元で副所長として復帰したのが2016年
再び独立事務所を2019年に立ち上げ今に至ります。
師匠の元を離れ独立して感じるのが
師匠の有り難さです。
歳を経て知る我が師の恩。
ぼくは推拿に関して
学校や講習会で身につけたと言う感覚がありません
というか実際
この世界の専門学校を出ていません。
講習会や本でさえ
自分を成長させたとはさほど思っていません。
ぼくは
実業は学校で勉強するものではなく
実社会で学ぶものだと思っている人間です。
話は横道に逸れますが
ぼくは中学校までは学校で勉強した
勉強させてもらったという気持ちがありますが
高校で勉強した
勉強させてもらったとは全く思っていません。
当時のぼくの考えは
高校は大学に行くために行く必要があって
高校が中学校までのような学校形式である必要はなく
学園祭や体育祭のような学校行事が存在するのも
鬱陶しくてしようがありませんでした。
大学は学歴を得るために入り、出るものなので
そこで学問を修めるという概念は当時ほぼなくて
だから高校はその前段階の予備校のようなものなのに
大学受験に必要なことだけをせずに
それ以外の中途半端な団体行動を強いていることに
言葉に出来ない漠然とした不満と不安を
溜め込んで鬱屈していました。
現に
高校2年の時
その時点の学力が三流大学にも入れるかわからない
とわかった時に学校に行くのをやめました。
大学は学歴を決めるため行くもので
その後の社会的なランクづけをされるものなので
三流とかそれ以下とか決められて
そのランクの枠の中で一生生きていくのは嫌でした。
そんなランキングの中で生きたくないとしたら
そのレールから外れて
全く比較できないような
訳のわからない存在になりたい
はっきり言ってめちゃくちゃになりたい
と思って人生早々にリタイアを決めたのを覚えています。
現代社会の枠組みから外れたとしたら
そこからはその段階での実際的な能力を提供して
社会で生きていくことになって
その能力に応じて得られる収入が決まってくるので
つまり使えるお金と時間が決まるし限られてくる
というのを身にしみて試行錯誤をすることになりました。
その段階で
いろんな人に出会い
いろんな本や音楽や映画やテレビなんかも通じて
いろんな気づきや学びや失敗からの反省を繰り返し
社会の一員として揉まれてきたと思います。
そんな中
ぼくの人生において
最も大きな転換期の一つとなったのは
推拿の師匠である孫維良氏との出逢いであり
その後の修行時代でした。
推拿の勉強の始めは
師匠が開講を始めた
臨床中医推拿塾の第2期だったのですが
月2回6ヶ月の受講の
3ヶ月目には弟子入りを志願し直訴し始めました。
理由は
このペースで
複数の受講生の中で
講習会用の受講をするくらいでは
到底プロにはなれない
と察知したからです。
日々を推拿漬けにしないとプロにはなれない
それがわかったからです。
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②テキスト・音声・画像動画より現実の存在
やはり
実際の現場で
師匠の元で学び働いた毎日の経験が
ぼくの成長の場だったと思っています。
今は動画もあるので
手技の動作や現場の一部を見る機会は
数年前よりは遥かに得られやすくなっています。
「シェアする」「共有する」と言う概念は
おそらく10年前、20年前からすると
雲泥の差で進化しています。
その進化は
インターネットの普及によるもので
パソコンやスマホ、タブレットの普及によるものです。
「情報」=「価値」であり
その「価値」を「お金」に換える
と言う考え方もこの数年で知りました。
例えば推拿に限って言っても
以前は推拿の「情報」と言えば
せいぜい「本」や「雑誌」などの印刷物のテキストで
そこに掲載されている写真でした。
つまり
「本」=「情報」=「価値」を「お金」で買う
というのが学ぶ方法の一つだったということです。
「本」は実際に会えない人の知識や考え方などを
直接会って聴いて知る以外の一つの手段だと思います。
それが今や
「テキスト」もデータ化しインターネット上に反映できるし
「写真」も同様でしかも
「動画」もダウンロードして長時間見ることができます。
しかも
それらが無料で得られるようになってきました。
ということは
「情報」=「お金」ではないこともわかってきました。
「お金」=「物質」=「有限」なのは事実なので
「情報」は「物質」ではなく「有限」とは言えない
ということになります。
ということは
「情報」=「無限」でなのではないでしょうか?
「情報」=「価値」であることは間違いないけど
「情報」は与えても減ることはなく
相手に与えて伝わって
身について活用できるとすると
その価値は2倍に増えたことになるでしょう。
しかし
この考えに至るまでには
自らが得た貴重な「情報」は
与えると相手には得になるが
自分にとっては損になるし
自分の蓄えは減って枯渇する
という考えに陥ります。
「有限思考」に陥ると
「限りある情報」を他人に与えると
自分の領域が減るというマインドに陥るのです。
だから
『推拿』に関する情報は
かなり限られてきたのではないか?
と思っています。
それゆえに
ぼくにとって
生身の一流の師匠から直接得た「情報」は大変貴重で
当然「お金」に換算し難い「価値」を
持ち続けているのだと思います。
ちなみに
「言語」「テキスト」による「情報」よりも
「音声」による「情報量」の方が多く
さらに「音声」よりも
「画像」「ビジュアル」の方が「情報量」が多く
「画像」よりも「動画」の方が「情報量」が多く
「動画」よりも「対面」の方が
圧倒的に「情報量」が多い
のは周知の事実です。
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③「読んだことある」「聞いたことある」「知ってました」(笑)
『真髄』は容易く伝えられるものではありませんが
受け取る側に受け取れる「器」がない限り
伝えようとしても伝えられないのも確かです。
推拿に関する著作物にも
『真髄』が散りばめられていますが
容易く得ようとしている限り
そこに同じ情報があっても
不思議と単なる文物としてしか受けとれません。
だから『推拿』を修得している人が
日本では未だに少数なのではないか?
と思っています。
先生、指導者と言われる人と出逢ったとして
その人から与えられるものを
貴重なものだと大切に受けとり実践できる人は
どの世界でも限られているのかも知れません。
その『価値』を心底望んで欲しているとしたら
先生が、指導者が与える些細に思える「言葉」にさえも
重要な『情報』が潜んでいる事に気付く時が来ます。
どんなにたくさんの知識を詰め込んだとしても
生身の存在から得られる情報に触れなければ
腹の底に沁みわたるように身に着けることは出来ない
と思っています。
ぼくは大学に行かなかったけれど
通常では知り逢うことができない生身の講師や教授に
直接的な空気感で専門的な情報が得られ学べることに
大学の大きな価値があるのだと今では思えます。
患者さんでも
推拿の受講生にもいらっしゃいますが
ぼくがお伝えしている言葉に
「以前誰かに聴いたことがあります」
「何かで読んだことがあります」
という反応をする人がいます。
つまり「知ってます」と言うことです。
ここでいつも思うのが
「知ってわかっていたなら今の状態ではないでしょう」
ということです。
素直ですぐに受けとれて向上できる人との違いです。
文物で知り、わかっていることでも
そこを行なって、出来るようになっていないのなら
知らないのと同じようなものです。
先生、指導者、生身の現実的な存在が
あなたに向けて伝える情報は
単なる「知識」を
実践的な『知恵』となり現実的に活用できるように
与えられているのです。
その存在を貴重に感じ
師匠として尊ぶ姿勢も
成長、成功の礎だと思います。
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④本気でやるなら現実の世界へ
先にも書きましたが
本気でプロになりたいなら
その道に携わる時間を
なるべく多く採ることをお勧めします。
選択肢がいろいろあるので
迷っているうちは本物ではありません。
ただ
迷いながらでも
やはりこの道だ!となったら
残りの人生のなるべく早い時期に
多くの時間をその道を歩くことにし始めた方が
早く、高くその道の唯我独尊の天に通じると思います。
東京都中野区 推拿整体院 すいな健康院 天と地と人
信長信蔵
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