鉄板のような凝りと自律神経|腹部推拿で交感神経過多の身体を調律する

query_builder 2026/04/10
症例
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掌で触れた瞬間にわかることがあります。


「これは、並の凝りではない」


40代半ば、金融系の中間管理職・Nさんが

初めてご来院されたのは2025年8月末のことです。


首肩のこり、背中の張り、腰痛、ふくらはぎのだるさと、

全身に症状が及んでいました。


中でも特に強かったのが、

首から鎖骨の付け根にかけての痛みと不快感。


これが後々、改善に最も時間を要することになります。




身体が教えてくれること


対面でお話を伺っている時からでしたが

うつ伏せで背中に手を触れた瞬間に感じたのは、

「交感神経過多」の状態でした。


明るく活発で真面目な方で、

まだ幼いお子さんが二人いらっしゃる。


金融系の中間管理職として

日々奮闘されている。


言葉にしなくても、

そのお身体全体から伝わってくるものがありました。


「がんばっていらっしゃるなぁ」と、

同時に「大変そうだなぁ」と感じました。




凝りの本当の原因


首肩や背中の強い張りには、

姿勢や動作の癖、

生活習慣からくる筋肉への負担があります。


しかしNさんのような状態には、

もう一つの原因があります。

「無意識の緊張状態」です。


自律神経のバランスが崩れ、

交感神経が常に過剰に働いている状態。


本人にその自覚はありません。


でも身体は、

知らないうちに固まり続けています。


これが凝りや張りの根源であると考えています。




推拿のアプローチ


当院の推拿は、

このような鉄板のような状態でも

「強く押し揉みほぐす」

という考え方をしません。


表層の筋膜からじわじわ緩め、

動きの悪い筋線維を少しずつ分離させていく。


気血の通りを改善し、

動かしやすい筋肉の質へと変えていく。

その積み重ねです。


Nさんには初回から腹部推拿を取り入れました。


腹部推拿の中でも

「腹部按法」は、

見た目には掌をお腹に置いて静止するだけの、

まったく動きのない手技です。


しかしこの静けさの中で、

副交感神経が優位な状態へと導き、

過剰になっている交感神経を静かに抑制していきます。




経過について


2回目以降、

Nさんは90分施術・月2回のペースを

自ら選んでくださいました。


通常の凝り、張り、痛みは

その都度解消されるのですが

「無意識の緊張」はそう簡単に改善されません。


全身の施術に加え、

毎回腹部推拿を行いました。


2〜3ヶ月後に変化が現れはじめます。


2〜3週間間隔が空いても、

自律神経系の張りが戻らなくなってきたのです。


ご本人には「自律神経」の変化の自覚はありませんが

凝りと張りの状態の維持は実感されていました。

訴えはほぼ「首の付け根の痛み」のみに絞られてきました。


現在(2026年4月初旬)では月1回のペースで、

ある程度の状態を維持できるようになっています。




「たまにマッサージで凌いでいる」

という言葉をよく耳にします。


それでも悪くはありません。


しかし、

もう少しご自身の身体の状態に目が向いたとき、

ぜひ推拿を選択肢に入れていただきたいと思います。


自律神経のバランスを整えることで、

凝りや張りが「戻りにくい身体」になっていく。


Nさんはその一例です。


すいな健康院

からだの調律整体 推拿の信長 信長正義


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