■第四回 身体の動きは「筋膜の滑り」で変わる
■第四回 身体の動きは「筋膜の滑り」で変わる
身体が動きにくいとき、
筋力や関節の問題が考えられることは多いですが、
それだけでは説明できない状態も少なくありません。
実際には、
関節自体は動くのに動作がぎこちない、
動き始めに引っかかるような感覚がある、
そんな状態に出会うことがあります。
こうしたときに関係していることがあるのが、
**筋膜の滑走(かっそう)**です。
筋膜とは何か
筋膜とは、筋肉を包み、
また筋肉同士をつなぎながら
身体全体に広がっている膜状の組織です。
筋肉は単独で存在しているわけではなく、
筋膜を介して周囲の組織とつながりながら
動きをつくっています。
そのため、
身体が滑らかに動くためには
・筋肉が収縮すること
だけでなく
・筋肉同士や周囲の組織が
滑らかに動くこと
が必要になります。
滑走が失われるとどうなるか
長時間同じ姿勢が続いたり、
身体に強い緊張が続いたりすると、
筋膜の滑りが悪くなることがあります。
すると、
・動き出しが重くなる
・関節は動くのにぎこちない
・身体の一部が引っかかるように感じる
といった状態が生まれることがあります。
このような状態では、
力を入れて動こうとするほど
余計に動きにくく感じることもあります。
滑りが戻ると動きは変わる
身体の組織が滑らかに動き始めると、
動作の感覚が変わることがあります。
たとえば
・腕が軽く上がる
・歩き出しがスムーズになる
・呼吸が楽になる
といった変化です。
これは、
身体の構造が大きく変わったというよりも、
組織同士の動きが整った結果と考えられます。
鍛えるだけでは整わない部分
身体を鍛えることは大切ですが、
動きにくさの原因が
必ずしも筋力だけとは限りません。
緊張の状態や、
組織同士の滑りの状態が変わることで、
動きやすさが生まれることもあります。
そのため、
身体を整えるという視点から
動きを見ていくことも重要になります。
身体は本来、調和へ向かう
身体の組織は、
それぞれが独立しているのではなく、
互いに影響し合いながら働いています。
滑りが整い、
呼吸が整い、
緊張のバランスが整うと、
身体は本来の動きやすさへ
近づいていきます。
身体はもともと、
調和へ向かう力を持っているのです。
すいな健康院
からだの調律整体
推拿の信長
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